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先物取引被害 | 商品先物取引とは

商品先物取引とは、将来の一定の時点における商品及び対価の授受を約する売買取引なのです。売買の目的物となっている商品の転売又は買戻しを行ったときは、差金の授受によって決済することができるという取引なのです。商品先物取引は、商社等が価格変動リスクをヘッジするための取引として利用されて、市場が発展してきたものなのですが、商品現物の受け渡しをせずに差金決済が行われることから、商品現物を必要としない一般の人でも取引を行うことが可能なのです。

そのため、先物取引業者は一般の人に対して投資目的での取引を勧誘しているのです。しかし、次に述べるように、商品先物取引は、一般の人にとっては極めて危険な投機的取引なのです。商品先物取引は、取引金額の5パーセントから10パーセント程度の証拠金で取引を行うことができるために、取引金額は証拠金の額に比べて高額となるのです。また、取引の数量の単位と値決めの対象となる数量の単位が異なっているので、前者が後者よりも遙かに多いため、わずかな値動きでも多額の売買損益につながるのです。商品先物取引は、極めて投機性の高い取引なのです。

そのうえ、商品先物取引の仕組みは複雑で、取引手法や損益計算方法を一般の人が理解することは容易ではないのです。商品先物市場の価格は激しく変動しますが、価格変動要因は複雑多岐なので、一般の人が価格変動を的確に予測するのは、ほとんど無理だといえるのですよ。商品先物取引は、一般の人が参加した場合(特に未経験者が参加した場合)、短期間で予想外に多額な損害を被る可能性の高い危険な取引なのですよ。先物取引に参加している方のほとんどといっていいほどの方が自分から先物会社に電話をして「先物取引をしたいんです」と言ってこの取引を始めたケースはほとんどなにのです。

ある日突然電話が鳴って、取引員(もしくは勧誘専門の社員)から「今、○○という商品が買いの時なんです」や「一ヶ月で1.5~2倍ぐらいに増やします」「注文が通るかどうかわかりませんがやってみます」などの甘い言葉を言われたりして、何度も会社や自宅に連絡をしてきたりして、断りきれずに開始される方が多いようです。商品先物取引とは、一般の人が理解することは容易ではないのです。